2024.12.16

AIから作品を守る、Glaze(グレーズ)を使ってみた!
こんにちは。Maromaroのyamahanaです。
ここ数年でAIかな?という画像をよく見る機会が増えてきました。そんなAIが進む一方で、やはり心配なのはクリエーターの作品の保護。
11月15日にx(旧Twitter)の生成AIに対し、xに上げられた画像を利用する可能性があるとの発表がありました。
詳細はこちらのニュース
時間をかけて作った作品をxにあげたらAIにパクられる⁈ とxに写真や作品を投稿するクリエーター界隈では戦々恐々。。
作品保護の為にⅹを今後利用しないと表明する企業や他のSNSに移るユーザーが現れ、混乱が起きました。
そんな中、作品をAIから守るツールに注目が集まっています。
その中でも良く耳にするGlazeというツールを使用してみましたのでご紹介します。
Glaze(グレーズ)
有名なアーティストや大学が共同して開発したツールだそうで、簡単に言うとAIに認識されにくい画像を生成してくれるツールになります。
画像にAI学習を阻害するフィルターのようなものがかかるイメージです。
Glazeのダウンロード
サイトの上にあるDownloadsのリンクを押しダウンロードページに飛びます。
下部にある自分のOSに合ったダウンロードのリンクを押してダウンロードが出来ます。
Glazeのダウンロードが出来ない!
家のPCにダウンロードしてさあ使うぞっと思ったらダウンロードできませんでした!
半日頑張ってみたものの、ずっとエラーになってしまい…
どうやら私のPCではスペック的に重たすぎて、ダウンロードさえ難しいという事が判明。もしダウンロードできても、使う事も困難なようです。
CPUとかGPUとかそこら辺、私は詳しくないのですが、ネットゲームとか動画編集とかを行えるくらいのネット環境やPCスペックが必要だと思われます。
GlazeのWEB版があるらしい
あきらめかけたその時、GlazeのWEB版があることを知りました!
WEB版を利用するには、アカウントの登録が必要なのですが、メールなどでGlazeに対し、WEB版を使用したいと言わないと、アカウントが作れないそう。
WEB版のサイトにあるSNSやEメールのリンクから連絡します。
GlazeはXを今後利用しないと表明しているので、BlueSkyのアカウントを持っている方はそちらからの方が良いみたいです。
送る内容はもちろん英語でないといけないのですが、Google翻訳などで訳して送るくらいの簡単な物でいいらしいです。
ただ作品を作っている証明が必要で、ポートフォリオ代わりになるようなURLが必須になります。
メールの送信例
メールを送信後、向こうからアカウント登録のURLが送られてくるので、あとは登録するだけです。
ただこちらのWEB版、Glaze的にはあまり推奨していないみたいです。
要は向こうのPC的なものを利用させてもらっている形になるので、あんまりみんなが使うと困っちゃうみたいですね。
ダウンロードできる方はそちらを利用しましょう!
Glaze処理してみた
ビックリしたのですが、ものの数分で処理済の画像がGlazeから送られてきます。
ダウンロード版だと20分以上かかると聞いていたのでびっくり。
少しモヤがかかったような感じですね。近くで見ると模様のようなものがついているのが分かります。物にもよりますが、色数やデティールがあまり無い物の方が処理が気にならなくなる気がしました。
同じような他のサイトやアプリで試してみましたが、無料で行えるツールの中では今の所、一番作品の変化(劣化)が少ない気がしています。
まとめ
AIの発達によってxだけではなく、WEBに作品を上げること自体がAIに学習されてしまう危険性があります。
ですが、何か問題があった時に対処できるように、AI学習禁止のウォーターマークを付けたり、私はAI学習を許可していません!という意思表示をしていくことは大事なのかなと思いました。
ただ、個人の作品では大丈夫であってもクライアントが関わるような仕事としての作品はこういう処理が出来ないので、そこはどうしようもないですね。
絵画や写真だけでなく、WEB業界でもそのうち制作したデザインやサイトがAI学習されて別サイトにあがってたという事も出てくるかもしれません。
以上、yamahanaでした。
参考サイト
https://note.com/freena_illust/n/n3aa65e414d08
https://note.com/shunsukesatake/n/n1395cc602721