2024.12.23
RDSスナップショットからDBを復元する手順
こんにちは、Maromaroの松橋です。
今回は、AWSのRDSスナップショットから復元する手順についてまとめました!
RDSスナップショットは、データベースのバックアップとして重要な役割を果たしており、障害発生時やデータ復旧時に非常に便利な機能です。
それでは、具体的な内容に入っていきましょう。
RDSスナップショットの復元の仕組み
RDSスナップショットの復元は、バックアップから新しいDBインスタンスを作成する仕組みです。
復元時には、スナップショット作成時点のデータベースの状態が完全に複製され、新しいエンドポイントを持つ独立したインスタンスとして作成されます。
この仕組みにより、本番環境に影響を与えることなく、安全にデータの復元やテストを行うことができます。
RDSスナップショットの復元の手順
復旧したい時点のRDSスナップショットを選択し、スタップショットを復元をクリック。
「スナップショットを復元」を選んだ先のページでインスタンスの設定をしていきます。
※殆どの場合、オリジナルのインスタンスと同じで良いと思います。
DB エンジンを選択します。
DB インスタンス識別子を入力します。
DB インスタンスは一意なので、オリジナルの識別子とは別にしておく必要があります。
必要に応じたDBインスタンスを選択。
必要に応じたストレージを設定。
VPCとサブネットの設定。
セキュリティグループを設定。
DBインスタンスを復元をクリック。
ここまで行うとDBインスタンスの復元完了です。
復元したDBインスタンスが正常に動作していることを確認するために、データベースへの接続テストを実施することをお勧めします。
また、必要に応じてパラメータグループやオプショングループの設定も確認してください。
注意事項と制限事項
RDSスナップショットの復元には、以下のような注意事項と制限事項があります。
新しいエンドポイントの割り当て
復元したDBインスタンスには新しいエンドポイントが割り当てられるため、アプリケーション側での設定変更が必要です。
復元時間について
復元には元のスナップショットのサイズによって時間がかかる場合があります。
大容量のスナップショットの場合は、復元完了までに長時間を要することがあるのでご注意ください。
セキュリティグループの設定について
セキュリティグループについても気をつけましょう。
既存のセキュリティグループを使う場合は、インバウンドルールの確認を忘れずに。
後から変更できますが、最初の設定時にしっかり確認するのがおすすめです!
さいごに
RDSスナップショットの復元は、適切な手順と注意事項を守ることで、安全かつ効果的にデータベースを復旧することができます。
本記事で紹介した手順を参考に、実際の運用に活かしていただければと思います。
また、定期的なスナップショットの取得と、復元手順の確認・テストを行うことをお勧めします。
以上、 Maromaroの松橋でした。