東京都府中市、九段下のWEB制作会社Maromaroのブログです

2025.01.14

oyuco

[Windows11]標準機能VPNで接続できず、やっぱりOpenVPNで解決!

こんにちは!Maromaroのディレクターoyucoです。
2025年もどうぞよろしくお願いいたします!

現在、週3日九段下オフィスに勤務、週2日はテレワーク、月1日は府中本社出社です。働く環境がいろいろで通勤やランチも含めて気分も変わって、とてもいい感じにお仕事させていただいています。
今どきのこんな働き方は「ハイブリッドワーク」と言うらしい、ですね。
農活友達は年中テレワーク、以前の会社の同僚は月4日出社って言ってたかな?

さて、このハイブリッド勤務でVPNに接続できない、という事態が度々おきてテスト確認や更新マニュアル作成ができず困った事態に。
お客様のWebサイトで更新作業や、機能追加した際の検証作業などを行うことが多いのですが、それらへのアクセスはセキュリティ対策の一環でIPアドレス制限されていて、自宅や九段下オフィスからアクセスする際は社内VPN接続が必須です。

VPNって何?

― Google先生(AI)より

Windows 11 には標準で VPN(仮想プライベート ネットワーク)機能が搭載されており、L2TP/IPsec や PPTP などの VPN プロトコルに対応しています。VPN を使用することで、インターネット接続時のセキュリティを高め、会社のネットワークとインターネットへの安全なアクセスを実現できます。
VPNについて、利用場面も含めて過去ブログで簡単にわかりやすく紹介しているのでご覧ください。

社内VPNに接続することで、どこからでも府中本社の固定IPでアクセスすることができるようになるので、IPアドレス制限されたサイトにアクセスして作業ができます。

ただ、新しいパソコンに移行してからここ半年、Windows11標準機能VPNで接続していましたが、忙しいときに限って「VPNに接続できません」ってエラーが出る、そんな気がする。

他の人は問題なく自宅や九段下からでもVPM接続できているので、管理者に問い合わせるというよりも、このパソコンの問題みたい。VPN接続できないたびに、VPN設定見直したり、ネットワークアダプターの該当デバイスを再インストールしたり、自宅ではルーター再起動などなど、ただ何をやってもVPN接続できないこともあり。

結局、Windows11標準機能VPNでの接続をあきらめ、OpenVPNを導入してのVPN接続にして、すっきり解決しました。

OpenVPNって何?

OpenVPNは、オープンソースのVPN(Virtual Private Network:仮想プライベートネットワーク)ソフトウェアです。

OpenVPN導入のやりかた、ネットで手順を探し、数年前のコロナ禍(テレワーク推奨)の際に社内で一斉に導入した際のSlackやりとりをひっぱりだし、上の過去ブログ確認して設定したらサクッとできたので、備忘録として残しておきます。

では、OpenVPN導入して社内VPN接続、やってみよう!

OpenVPN導入から、社内VPN接続方法

1.OpenVPNのインストール

OpenVPN.JP(OpenVPN日本語情報サイトより)
https://www.openvpn.jp/

上記サイトより、インストーラをダウンロードしてインストールします。

2.設定ファイルの格納(.ovpn)

社内のネットワーク担当者さんか、社内のWindowsでOpenVPNに接続中ユーザーさんから設定ファイルを入手して、下記フォルダーへ設定ファイルを格納します。(ファイル名は任意)

C:\Users\●●●●\OpenVPN\config\

3.VPNに接続

スタートメニューで「OpenVPN GUI」を起動すると、パソコンの右下の上矢印クリックすると隠れていた「OpenVPN GUI」アイコンが表示されるので、右クリックで「接続」をクリックします。

 

OpenVPN接続画面が表示されるので、ユーザー名とパスワードを入力し「OK」クリックでVPNに接続します。

数秒後、VPNに接続して完了です!右下の「OpenVPN GUI」アイコンが接続中になります。

VPN接続に成功したら、IP制限されたサイトや管理画面にアクセスできるので確認しましょう。

IP制限されたサイトが表示されない

設定ファイルを見直しましょう。
「dhcp-option DNS」で、プライマリドメインネームサーバーのアドレス、固定IPアドレスで設定されていますか?
社内のユーザーさんから入手した設定ファイルなら大丈夫なはずですが、表示されない場合は確認してみましょう。

右下の「OpenVPN GUI」アイコンを右クリックして、いったん「切断」します。
また「OpenVPN GUI」アイコンを右クリックで「設定の編集」をクリックすると、メモ帳で設定ファイルが表示されます。

上記の下線部分、#を削除して「DNS_IP_ADDRESS」に固定IPアドレスを設定して保存します。
「OpenVPN GUI」を再起動します。(「OpenVPN GUI」アイコンを右クリックで「終了」して、スタートメニュー「OpenVPN GUI」を起動)
VPNに再接続して、IP制限されたサイトを確認します。問題なく表示されたら完了です!

以上です。
なぜかWindows11標準機能でVPN接続できないヒト、パソコンを新調してOpenVPN設定これからのヒト、やってみてください。

VPN接続はすっかり問題なくなったので(ちょっと今日も、セキュリティ強化されちゃってVPN接続できない問題発生したけど)、今年こそ、まだトライしたことのないワーケーションができたらなー、と思います。
昨年11月の紅葉がキレイな時期に社員研修で軽井沢に行きましたが、とてもリフレッシュできました!まだ行ったことのない沖縄の先島諸島や四国とか、韓国もいいな~。

以上、oyucoでした。