2025.04.28

2025年4月最新! Adobe Fonts超有名フォント解禁 & Photoshop超進化!
2025年4月、Adobeでは改変がいくつも走りました。
中でも、4月10日はフォントの日(アドビ株式会社が2017年に記念日制定し日本記念日協会認定済み)ということで、Adobe Fontsには新フォントが大量に追加されました。長年プロ市場で愛用されてきた伝説のフォントが、ついに登場です。
また24日、Adobeから発表されたPhotoshop 26.6.0アップデート。デザイン・編集・制作ワークフローを根本から加速させる内容です。制作現場でよく使うのに時間を要していた作業が、またしてもAIにより進化し、クリエイティブ革命に拍車がかかりました。
Adobe Fontsラインナップが大幅拡充! あのプロ御用達フォントHelveticaも使い放題!
2025年4月10日のフォントの日、Adobe Fontsにも大きなニュースが!
過去5年間で最高の、今回1,500以上ものフォントが追加され、あの超有名フォント Helvetica(ヘルベチカ)、Gotham(ゴッサム)、Bembo(ベンボ) など、世界中のデザイン現場で愛されてきた歴史に名を刻むプロ向けフォントが、ついにAdobe Fontsライブラリに加わりました!
手が届かなかったフォントが身近な存在に。これだけでもCreative Cloud契約しててよかった!という声も多数上がっていると思われます。
フォントの日当日に、Adobeでライブ配信された、深掘り公式動画はこちら。
追加された主な有名欧文フォント
- Helvetica(言わずと知れたモダンデザインの王様)Original…4スタイル、Helvetica Neue…14スタイル
- Gotham(NYの街並みから着想を得た人気フォント)64スタイル
- Bembo(クラシックな味わい深いセリフ体)MT Pro…8スタイル、Book MT Pro…4スタイル、Titling MT Std…2スタイル
- Usage(オバマ元大統領・トランプ現大統領の自身のPRに使用された現代的書体)
-
その他、ArialやTimes New Romanなど世界的に著名なフォントが続々追加!
日本語フォントも新たな追加が200越え!
日本語フォントも、さらにMonotypeから9フォント、Microsoftが新たなパートナーに加わり8フォント、視覚デザイン研究所など多数のメーカーから、計200を超えるフォントが追加されました! Windows搭載のフォントも追加されているところもMacユーザーには地味に注目です。
下記より、日本語フォントの詳細が書かれたPDFがダウンロードいただけます。(104ページあります💦)
Adobe Fonts日本語書体一覧(2025年4月版)
これまで別途ライセンス購入が必要だった有名書体が、Creative Cloud契約者なら追加料金なしで使えるのはかなり大きなアップデートです。
広告・雑誌・ウェブデザイン・ロゴ制作などあらゆる場面で、プロフェッショナルなフォントバリエーションが豊かになること間違いなしです。
Photoshop 26.6.0 アップデート詳細
2025年4月24日にリリースされたPhotoshopの最新バージョン26.6.0では、AIを活用した選択ツールの精度向上や生成AI機能の強化など、クリエイターにとって魅力的な新機能が多数追加されました。単なる機能追加を超え、クリエイティブワークの根本を変える革命的進化を遂げました。
1.「ディテールを選択」で細部まで正確に選択可能に!
新たに搭載された、従来の「人物を選択」よりさらに細分化できる「ディテールを選択」機能により、髪の毛や複雑な輪郭など、これまで手動での調整が必要だった細部も自動で高精度に選択できるようになりました。
オブジェクト選択ツールでカンバス上の人物をクリックするだけで、目・口・髪・服など細かく選べます!
- ポインタをかざすだけで選択可能領域がリアルタイム表示
- 精度は人物ごとにAIで最適化されるため、手動調整が激減
- 写真補正・レタッチ作業も爆速化
使い方
- オブジェクト選択ツールを選ぶ
- キャンバス上で対象(人物など)をクリック
- 表示される選択ガイド(顔、目、髪、服、装飾品など)を確認
- 必要なパーツだけを個別にクリックして選択
- そのままマスク・補正・レイヤー分離が可能!
従来必要だった「レイヤーマスク+ブラシ調整作業」がほぼ不要になったのではないでしょうか。複雑な被写体もレイヤーマスクなしで即編集可能に!
2. 網目もバッチリ!「被写体を選択」&「背景を削除」がさらに高精度に!
「被写体を選択」「背景を削除」機能もAIによる認識力がアップ。特に、複雑な背景(たとえば網目や木の葉)でも、より自然な切り抜きが可能になりました。
特に以下のような複雑なシチュエーションで力を発揮します。
- レース生地・網目などの細かい隙間
- ボケ味の強い背景
- 光と影が入り混じった環境
↑きのこのレース状の小さな穴は、今まで自動では切り抜けませんでした【従来】が、綺麗に透けてくれました【アップデート後】!
ポイント!
「環境設定 > 画像処理 > クラウド処理を有効」にすると、さらに高精度なクラウド版AIエンジンが使用されます。
3. 生成AI機能の進化:画像を生成のコンポジション
これまでは、主に言葉を打ち込む形で画像を生成していましたが、Photoshopの生成AI機能が進化し、望む構図の参考写真を取り込むだけで、イメージしている構図を理解してくれる新オプションが加わりました。
使い方
- 「画像を生成」をクリック
- テキスト入力フィールドに何を生成したいのかを入力 例:シベリアンハスキー
- コンテンツタイプを選択
- スタイルを選択 例:水彩の青い花
- コンポジションを選択 →「画像を選択」を押して参考にしたい画像データを読み込むか、下のギャラリーから選ぶ 例:外を眺める猫
- 「生成」をクリック。見事に、画風と構図が意図したものに近いイラストができました。
4. カラーを調整
コンテキストタスクバーに「カラーを調整」機能が追加されました。画像内の主要なカラーが抽出されそれぞれ選択できるので、指定の色の色相・彩度・明度を、簡単にかつ正確に調整できます。
使い方
- コンテキストタスクバーにある「カラーを調整」をクリック→写真の中にある色が個別に表示される
- 変更したい色を選択する
- 色相・彩度・明度のバーが出てくるので、変更・調整をする(プロパティパネルでもできます。)
- 変更が画像に反映されると、色相・彩度のレイヤーが作成される(後から何度でも修正OK)
↑ブルーのみを選択して、色相バーを緑系に、彩度も下げてみます。人物の肌の色はそのままで、指定した色のみが変更されました。
まとめ
2025年のAdobeアップデートは、「AI × クリエイティブ」の理想形に一歩近づいた歴史的な躍進と言えるかもしれません。
Adobe Fontsでは世界標準フォントが大量解禁され、それを誰もが武器にでき得る時代が到来し、Photoshopでは必ず手作業だった細部までがAI処理が可能になってきており、またしても作業効率が大幅にアップしました。今すぐ最新版にアップデートして、これからクリエイティブ制作をもっとスムーズに、もっと自由に楽しんでいきましょう!
以上、Maromaroのfutaでした。