2020.11.02
ギガバイト(GB)とギビバイト(GiB)!?単位を正しく理解しよう!
こんにちは。Maromaro sasakiです。
ードディスクの容量や、通信速度などで。。。
ギガバイト(GB)とギビバイト(GiB)という表記見たことありませんか?
これは、勘違いや表記の揺れではなくて意味が違うのです!
GBとGiBの違いを見ていきましょう。
まずはGB(ギガバイト)
SI接頭辞では下記のように定義されています。
テラぐらいまではおなじみだと思います。
キロ (kilo) => 1,000
メガ (mega) => 1,000,000
ギガ (giga) => 1,000,000,000
テラ (tera) => 1,000,000,000,000
ペタ (peta) => 1,000,000,000,000,000
エクサ (exa) => 1,000,000,000,000,000,000
ゼタ (zetta) => 1,000,000,000,000,000,000,000
ヨタ (yotta) => 1,000,000,000,000,000,000,000,000
ということで1,000倍毎に単位が変わります。
なので、1GB(ギガバイト)は1,000,000,000バイトなのです。
次はGiB(ギビバイト)
私は工業系の学校にいたので、完全にこちらで刷り込まれていました。
こちら、よくよく調べると「2進接頭辞」というものらしいです。(習っていたのかもしれない・・・遠い昔)
データの大きさを表す単位(ビット、バイトやオクテット)として利用します。
SI接頭辞との対応
名前 | 記号 | 乗数 | SI接頭辞の乗数 |
キロ (kilo) | k | 210 = 1 024 | 103 = 1 000 |
メガ (mega) | M | 220 = 1 048 576 | 106 = 1 000 000 |
ギガ (giga) | G | 230 = 1 073 741 824 | 109 = 1 000 000 000 |
テラ (tera) | T | 240 = 1 099 511 627 776 | 1012 = 1 000 000 000 000 |
ペタ (peta) | P | 250 = 1 125 899 906 842 624 | 1015 = 1 000 000 000 000 000 |
エクサ (exa) | E | 260 = 1 152 921 504 606 846 976 | 1018 = 1 000 000 000 000 000 000 |
ゼタ (zetta) | Z | 270 = 1 180 591 620 717 411 303 424 | 1021 = 1 000 000 000 000 000 000 000 |
ヨタ (yotta) | Y | 280 = 1 208 925 819 614 629 174 706 176 | 1024 = 1 000 000 000 000 000 000 000 000 |
2進接頭辞の呼び方
名前 | 記号 | 乗数 |
キビ (kibi) | Ki | 210 = 1 024 |
メビ (mebi) | Mi | 220 = 1 048 576 |
ギビ (gibi) | Gi | 230 = 1 073 741 824 |
テビ (tebi) | Ti | 240 = 1 099 511 627 776 |
ペビ (pebi) | Pi | 250 = 1 125 899 906 842 624 |
エクスビ (exbi) | Ei | 260 = 1 152 921 504 606 846 976 |
ゼビ (zebi) | Zi | 270 = 1 180 591 620 717 411 303 424 |
ヨビ (yobi) | Yi | 280 = 1 208 925 819 614 629 174 706 176 |
WIKIから引用しました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/2%E9%80%B2%E6%8E%A5%E9%A0%AD%E8%BE%9E
2005年ぐらいから利用が進むものの、未だSI接頭辞と2進接頭辞が混同されているようです。
技術が進み、ギガ以上の単位系も利用されるようになると、実際の数値との誤差が生じるようになり、徐々に利用が増えてきているようですが・・・。
しかし、普及は進んでおらず、混乱の解消には至っていない。情報技術系企業でさえ、利用度は高くはない
で、1GiBは何バイトかというと・・・・「1,073,741,824」バイトになります。
参考:1GB(ギガバイト)は1,000,000,000バイト
SI接頭辞に比べると結構な差ですね!(7%ぐらい誤差がでる)。
まとめ
データの大きさを表す単位(ビット、バイトやオクテット)などは「2進接頭辞」を利用する!
それ以外は「SI接頭辞」を利用する!
気をつけなくちゃいけないのが、HDDを購入した際に100GBの容量があります・・・といっても
「1,073,741,824」バイトあるとも限らない・・・ということですね。(四捨五入されていたり、メーカー様々)
USBスティックを購入するとして・・・
100GBの製品を購入して、パソコンに差し込んでみると・・・・あれ! 100GBより少ない?となる理由のようです。(パソコン上では2進数で計算がされる)
1GB < 1GiBですから。(7%ぐらい誤差が生じる)
100GiBあります!となっていると、キッチリ100GBと表示されるのではないでしょうか(試したことはありません)
以上、佐々木でした。