2021.08.16
ブックカバー専門店CoversをEC-CUBEからShopifyに移行して分かったメリット・デメリット
2021年6月末頃に弊社運営の「ブックカバー 専門店Covers」をEC-CUBEからShopifyにショッピングサイトを移行しました。
無料で利用できるEC-CUBEも良かったのですが、バージョンアップごとにカスタムした部分のやりなおしが必要だったり。
プラグインの提供が、新バージョンでは提供されていないなど、メジャーアップデート&セキュリティアップデート時に移行工数がかかるのが問題点でした。
今回、巷で流行りだしてきた&クライアントワークでも話が出るようになった、Shopifyを利用することにしました。
良いことだけではなく、問題点もいくつかありましたので、備忘録的にお伝えできればと思います。
メリット
- サーバ管理の必要がない。
- ソフトウェアのバージョンアップ管理が必要ない。
- セキュリティ面の心配をしなくて良い。
- 決済周りの機能が簡単に利用できる。
KOMOJUなどを利用すれば、PayPayやLINE Payなどにも簡単に対応可能。 - 費用はかかるが、プラグインが比較的豊富にある。
- ミニマルスタートに最適
- FacebookやGoogle広告などにリンクすると、広告出稿が簡単になる。
- ストアの分析機能がついている(Google Analyticsの方が高機能だが、正直使いこなせる人も少ないと思うので十分)
- POSシステムの利用が可能、オンラインショップと連動もしているので管理が楽。
- テーマカスタマイズ可能な範囲が狭いため、スコープが狭まり工数が短くなる(色々やろうと思うと無理がでる)
基本機能が提供されているので、サービスインまでの期間が短く済みます。
また実店舗販売もあるが、本格的なPOSは必要ない場合に力を発揮します。
デメリット
- まだ日本語対応が完全ではないし、プラグインなども英語圏のものが多い。
- 普通に欲しい機能を入れていこうとすると、プラグインの費用がチリツモで結構毎月かかる。
(開発費を考えれば安いが、無料で提供してくれ・・・と思うものも) - 比較的月額費用が高い(サーバ代だと思えば安いか?)
29$〜299$
https://www.shopify.jp/pricing - 日本人向けのインターフェースとは言い難く、一部名前の順序や、住所などの並びに違和感がある。
- 管理画面のカスタマイズができない。
- カートより先の画面カスタマイズは高額な2000$!!かかるプランでないとできない。
と、まだ発展途上なところがありますが、日々アップデートがされているようです。
また、色々やろうと思うとプラグイン地獄に落ちてしまうので、欲張る場合には注意が必要です。
最終的に、移行してよかったと思っています。
いくつかの機能は見送った部分がありますが、弊社の扱っている規模感では十分に足りています。
逆に、大規模なECサイトであったり、細かな調整が求められる場合には不向きかなと思っています。
(そうなってくるとフルスクラッチ開発が視野に入ってきそうですが。)
大体の規模のショッピングサイトはShopifyの機能で十分かと思います。
※ただし、よく機能検討をしてから導入するべきです。
MaromaroではShopifyでの構築、リプレース作業を承っております。
お問い合わせからお気軽にご相談ください。