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2023.01.30

taka

Windows11でWSL2を使用する方法

こんにちは
MaromaroのTAKAです。

最近社用PCが新しくなりました。
Docker Desktopをインストールする際にWSL2が必要になり、
やや手こずったので記事にしました。

WSL2とは簡単に言うと
Windows上でLinuxのコマンド・ツール・アプリケーション等を直接実行可能になり、
GNU/Linux 環境のほとんどのコマンド ライン ツール・ユーティリティ・アプリケーションがそのまま実行できるようになるサブシステムです。

余談ですが、
元々Docker DesktopはWindows 10 64bitのPro、Enterprise、Education版(調べた限り)しか対応しておりませんでした。
しかし、WSL2の登場により Windows 10以降(64bit版のみ)のどのバージョンでも使用できるようになりました。
WSL2自体が入ってしまえばDocker Desktop自体はサクッとはいります。
PCのハードウェアがHyper-Vに対応している必要があります。
※Docker自体はDocker Desktopを使用せずともWindowsで使用できる方法はありますが割愛します。

導入方法

まず初めにですが、PCを新しく・またはHDD・SSDを入れ替えた前提等で話をすると、
必ずWindowsのアップデートを先に終わらせてください。
一番重要かもしれません。

導入について早速以下に記載します。

一応Windows11ではコマンド一発でインストールできるみたいなのですが、
一つずつ順を追って説明します。
コマンドは以下です。

上記URLの
「x64 マシン用 WSL2 Linux カーネル更新プログラム パッケージ」
よりダウンロードできます。

 

WSL2を既定のバージョンとして設定する

WindowsのPowerShellを起動し、次のコマンドを実行します。

wsl --install

仮想化機構の有効化

「Windowsの機能の有効化または無効化」より、

  • Linux用Windowsサブシステム
  • 仮想マシンプラットフォーム

上記をオンにします。
コントロールパネル等の検索から「Windowsの機能」と調べればヒットします。

Linuxカーネル更新プログラムパッケージをインストールする

https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/wsl/install-manual#step-4—download-the-linux-kernel-update-package

上記URLの
「x64 マシン用 WSL2 Linux カーネル更新プログラム パッケージ」
よりダウンロードできます。

 

WSL2を既定のバージョンとして設定する

WindowsのPowerShellを起動し、次のコマンドを実行します。

wsl --set-default-version 2

Microsoft Storeから最新のUbuntuをインストールする

Linuxディストリビューションをインストール必要があるので、
Microsoft Storeより 「Ubuntu」  をインストールしてください。
Linuxを使用する上で必須となります。
私が入れたものは下記になります。
「Ubuntu 20.04.5 LTS」

Ubuntuを起動し画面指示に従って任意のユーザ名とパスワードを設定してください。

その後以下コマンドでインストール出来たかの確認をします。

wsl -l -v

正しく出来ていれば以下のように表示されます。

作業手順としては以上となります。

Dockerを使用したい場合は下記よりダウンロードしてください。
https://docs.docker.com/desktop/install/windows-install/

Dockerのインストールについてはまた、後日別の記事で書こうと思います。

以上、Takaでした。