2015.07.31
マリメッコのファブリックパネルと本
こんにちは。三浦です。先日弊社Maromaroに飾るためにマリメッコのウニッコ柄の布を使ってファブリックパネルを作ってみました。
自分は昔バッグ作りを勉強していたのですが、その頃は気が向くと奮発してバッグの内装にマリメッコの布を使ったりしていました。普通の布と比べて値段は少し高いのですが鮮やかで飽きのこないデザインはとても素敵です。
今回ファブリックパネルを作成するのにあたってどんな感じになるのかな?と少し不安に思っていましたがマリメッコの布はやっぱりかわいくていい感じでした。
ファブリックパネルの作成は世界堂で購入した木枠にタッカーなどを使って布を張り込んでいったのですが、思っていたよりも簡単にできたので皆さんにもオススメですよ。地味ですが暮らしを豊かにするアイテムですね。
今回ファブリックパネルに使用した「ウニッコ」柄はヒナゲシの花をモチーフにマイヤイソラという方がデザインしたものです。そして昨年2014年でこの柄は誕生して50周年!ロングセラーですね!そういえば50周年記念のマグカップを昨年どこかのお店で見かけました。
長い間人々から愛され続けているこの柄を生み出したマイヤイソラという人はどんな人なんでしょう?
ということで今回紹介するのはマリメッコの代名詞とも言えるウニッコをデザインしたマイヤイソラの生い立ちを彼女の生み出した様々なデザインと共に追っていく本「マイヤ・イソラ Maija Isola」です。
この人は本当に自由な人で、戦争や時代の情勢などに振り回されながらも作品を作り続けどんどん認められていきます。
自然や動植物をこよなく愛し、様々な男性と恋に落ちては別れてということも繰り返していてやはり一線級で活躍してきた人の私生活っていうのもバイタリティに溢れています。何にも囚われていません。きっとそういう気質がデザインにも現れているんでしょうね。
そして驚きなのがマリメッコの代名詞とも言える「ウニッコ」柄はマリメッコでは初めての花柄で、周囲の反対からあえて反発してマイヤさんが生み出したというのです。反骨心から生まれるクリエイティブ…
この本では彼女のデザインした様々な柄やドローイングがたっぷり紹介されているのですが、惜しむらくはほとんどの柄が絶版ということ。でも彼女の手によってほとんどの作品がアーカイブ化されているそうなので復刻される日がいつかくるかもしれません。
豊かな想像力が豊かな生活力によって培われていくんだと思わされた一冊です。
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