2020.07.06
Web制作者として2つのCMSを運用して思ったこと
こんにちは!sachikaです。
私は職業柄、CMSに触れる機会が多いので、本日は私が関わった2つのCMSについて使用感などをお伝えしたいと思います。
CMSってなぁに?
一応おさらいですが、CMSとは「コンテンツ・マネジメント・システム」の略です。
もう少し噛み砕いて説明するのであれば、「webサイトを作成・運用するための便利なソフトウェア」という感じでしょうか。
代表的なものと言えば、世界シェアNo1のWordPressですね。
その他に、Shopifyなどもあります。
日本で有名なCMSは?
日本では、以下のCMSが有名のようです。
・WordPress
・Movable Type
・EC-Cube
Movable TypeやEC-Cubeは国産CMSなので、マニュアルやサポートなどが日本語で受けられるため、世界では人気が無くとも日本では一定数の導入があるようですね。
WordPress
公式サイト:https://wordpress.org/
さて、それでは私が利用してきたCMSのご紹介です。
ご存知WordPress!
管理画面はこんな感じ。
世界シェアNo1なだけあって、プラグインが豊富で、開発が出来ない人でも少しいじるだけで素敵なwebサイトを作成することができます。
Gutenbergという内蔵エディタでは、かなりリッチな見た目を画面上で設定できるので、HTMLやCSSが分からない人でもページを作れるのが嬉しいですね。
ただ、自分の好きなレイアウトだったり出力内容を設定するには、やはりPHPが分かる人じゃないと難しいです。
おそらく、プログラミング初心者の方にオリジナルレイアウトの構築はキツいです。
実際、私も初めの頃は「カテゴリー?タクソノミー?front-page.phpってなに???」と、構造を理解するのに結構時間を取られました。
また、プラグインにバグがあったりすると、バージョンアップの際に画面が真っ白になることもあります(笑)
少しでもプログラムを触ったことがある方は怖くないと思いますが、PCが苦手な方だとあたふたしちゃいます。
そういう怖さもあるので、WordPressは有名だけど、全くの素人さんがリッチなWebサイトを構築するにはオススメしません。
その場合は、弊社のようなweb制作に長けた会社に構築やメンテナンスを依頼するのが吉です。
ただし、運用や記事の投稿などの機能を利用するだけであれば、お手軽なのでオススメです。
Drupal
公式サイト:https://www.drupal.org/
なんて読むの???
私も最初そう思いました。これは「ドゥルーパル」と読みます。
初めて聞いたという方も多いかもしれません。
管理画面はこんな感じです。
このCMSは海外ではわりと有名で、日本国内で言うと「HIS」や「リクルート」などの有名な企業サイトにもDrupalで作られているものがあります。
多言語化機能が標準で装備されているので、グローバルに展開している企業などの利用が高いのではないでしょうか。
ちなみに、世界シェアではNo4です。
(https://w3techs.com/technologies/overview/content_management)
そしてWordPressと同様、無料で利用できるオープンソースとなっています。
WordPressは小規模サイトやブログ向きですが、このDrupalは中・大規模なサイトに向いています。
私は仕事でこのCMSを触ることが多いのですが、慣れるとWordPressよりも好きかもしれません(笑)
一番好きなのは、URLを設定画面で好きに決められるところです。
WordPressだとパーマリンクを設定すると思いますが、構造によってはページャーが機能しなくなったり、リダイレクト処理をわざわざfunction.phpに書いたりしないと動いてくれなくなったりしますよね。
Drupalは、リダイレクトなどの処理を内部的にしてくれるようで、「URLエイリアス」という設定項目に好きなURLを入力するだけで設定できてしまいます。
ほんと、この機能好き(笑)
また、WordPressでいう固定ページももちろん作成できますし、「ウィジェット」という部品をプレビュー画面上でdrag&dropするだけでページが出来上がったりと、結構簡単に設定することができます。
WordPressだと「コンテンツ用のphpを元ページにincludeする〜」など、プログラムを書いたことがない人はよく分からない操作が出てくるので、そういうことをしなくて大丈夫なのが良いところですね。
まとめ
2つのCMSを触ってみて思ったのは、「どのソフトウェアも、慣れれば使いやすい!」ということです。
どちらも無料のCMSですが、拡張機能が豊富なのでできることが沢山あります。
導入時はどのCMSにするか色々悩むかもしれませんが、使ってみると、意外とどれも「良い感じ」です。
CMS=WordPressと決めつけず、今後も制作者として色々なCMSを触っていきたいな。と思いました。