2022.06.20
Internet Explorerの終焉~個人的なブラウザの振返り
こんにちは!
MaromaroのShigeです。
2022年6月16日にIEのサポートが終了しました。
長きにわたりブラウザ業界の一端を担ってきたIEですが、Web制作会社にとってはひと手間かかるブラウザでした。
そこで今回は20年間のブラウザの歴史を個人的見解で、簡単に振り返ってみようと思います。
◆ブラウザとは
簡単に言うとインターネットでWebサイトを視覚的に閲覧するためのソフトウェアです。
インターネットが使われるようになって、様々なデバイスで様々なブラウザが出現しては消えていきました。
Internet Explorerもその一つで、昨今ではGoogle Chromeなどのシェアが高いですね。
◆インターネットブラウザの歴史
僕はこの業界で働き始めて21年になりますので、僕の体感的なコメントも混ぜてご紹介していきます。
2001年頃よりも前、1993年。インターネットで初めて画像が見られるようになったのはMoanic(モサイック)というブラウザだったそうですが、使ったことありません。
その後、1994年には、僕も知っているブラウザーが登場し始めます。
1994年
・Netscape Navigator(NN:ネットスケープナビゲーター)
通称ネスケ。
1995年
・Internet Explorer1.0
この後、IEが後進ながら圧倒的にシェアを増やしました。
2000年
僕がインターネット業界に入った2000~2004年は、Internet Explorerのシェアが高かったですね
そしてもう一つのブラウザNetscapeは制作側も手を焼いていました。
そんな、IEとネスケの時代がしばらく続きましたが、2005年あたりから新しい時代がやってきました。
2005年~
新しいブラウザが次々に出現してきます。
・Mozilla Firefox
・Opera
・Safari
この頃、僕はWindowsユーザで、主にFirefoxを使っていました。
でも、制作会社ですので、4つのブラウザをチェックしていました。とってもめんどくさい時代。
さらにIEはバージョンによっても表示に違いがあったので、大体6個のブラウザをチェックしていたと思います。
少しずつ変化していきながら、チェック対象のブラウザも変わっていきました。
IE6シリーズ、Firefox、Safariですね。Operaは対象外になってきました。
2008年
とうとうネスケのサポートが終了しました。あのチェックの日々を振り返ると少し悲しいですね。
そして、Google Chromeの登場ですね。
2008年に正式に登場して、すぐに10%のシェア。
その当時は、FireFoxで20%、IEが60%という時代でした。
少しずつGoogle Chromeのシェアが伸び始めて、2012年にはFireFoxを抜き去り、IEも2014年には抜かれました。
2014年以降
その後も現在まで、Google Chrome 1強の時代ですが、SafariやFireFoxも生き残ってますね。
スマホもiOSはSafari、Androidは、ブラウザというアプリが入っていますが、多くはChromeに変更するようです。
IEは、10シリーズが2012年にリリースそ2020年1月にサポート終了
最後のIE11は2013年にリリースされました。そして2023年6月にサポート終了してIEの歴史に幕を閉じました。
2015年
マイクロソフトも復権を狙って、Microsoft Edgeをリリースしました。
2017年→2018年→2019年
この頃は、日本のブラウザのシェア順位はしばらく変化しませんでした。
1位:Chrome:42%→49%→54%
2位:IE:24%→21%→16%
3位:Firefox:18%→12%→10%
4位:Safari:7%→8%→8%
5位:Edge:6%→6%→7%
2020年
PC版のブラウザ比較だけでなく、スマホも重要な指標になっています。
スマホを含めると、iOSのSafariが強いですね。iPhoneのシェア率が57%ですからね、
PCとAndroidのChromeとMacとiPhoneのSafariの一騎打ち様相ですね。
2022年
そして、Internet Explorer、サポートを終了。
2022年の今は、パソコンのWindows、Mac、Chrome book、スマホのiPhone、Androidなど様々なデバイスが溢れて我々制作会社もなかなかきつい。
また、セキュリティ対策も色々な分野のことが増えてきました。
今後、個人でもきちんと対策を講じていかないとですね。