2021.11.22
Adobe MAXで紹介されたPhotoshop2022
こんにちは。 Maromaroのchieです。
10月27日・28日に開催されたオンラインライブ「Adobe MAX」ですが、今回も「おぉ」と言わずにはいられない素晴らしい機能追加の紹介がありました。
Adobe MAXで紹介された、Photoshopユーザーにはたまらない「Photoshop2022」の新機能を今回はご紹介したいと思います。
オブジェクト選択ツール
今まではポチポチっと手動でオブジェクトを選択していましたが、なんと自動でそれぞれのオブジェクトを選択してくれる機能が追加されました。
紫の部分が自動で選択されたオブジェクトとなります。
シフトキーで複数選択することもでき、かつすべてのレイヤーをマスクでそれぞれ設定することもできるスグレモノ。
[レイヤー選択→右クリック→すべてのオブジェクトをマスク]
あっと言う間にマスクが完了。
Adobe Senseiの進化が止まりませんね!!!
ニューラルフィルター
こちらは実際に仕事で使用する機会があるかは微妙なのですが、面白いな〜と思った機能追加です。
[フィルター → ニューラルフィルター → スタイルの適応 → アーティストスタイル]
アーティストスタイルが追加され、適応すると写真などがそのアーティストが描いたようなタッチ変換されます。
あっと言う間にゴッホ風!
その他に有名アーティストのスタイルがダウンロードできますが、人物写真よりも、やはり風景画像にこそ本領発揮される機能だと感じました。
左が人物入画像で、右が風景(建物)画像。
葛飾北斎スタイルをどちらも適応してみました。
ニューラルフィルター風景ミキサー
こちらもなかなかおもしろい機能で、実際に仕事で使えそうなのはこちらの機能かなと思います。
別の画像と組み合わせたり、時刻や季節などの属性を加えることができる機能です。
[フィルター → ニューラルフィルター → 風景ミキサー → プリセット選択]
プリセットから組み合わせたい画像を選択し、元の画像から選択した画像のように、大きく印象を変更できます。
パラメータから細かく調整することも可能です。
雪景色の画像を組み合わせる
夏の画像を組み合わせる
楽しい〜!!色んな画像が冬景色になったり、秋になったり自由自在!
もちろん人物が入ってたりすると、人物部分は微妙なので調整は必要そうですが、風景画像にはかなり有効な機能です!
人類滅亡後っぽい画像も簡単につくれます。
Illustratorからのレイヤー保持機能
IllustratorとPhotoshopの連携をより強くした機能が追加されました!
IllustratorからPhotoshopにオブジェクトをコピーする際に、今まではIllustratorのレイヤーを保持してPhotoshopにコピーすることができませんでしたが、今回のアップデートでレイヤーを保持したままコピーできるようになりました。
Illustratorからコピーをしてきたら、ペーストする際に今までなかった「レイヤー」という項目が増えているので、そちらを選択します。
Illustratorと同じレイヤー構造でPhotoshopにも反映されます。
こちらの機能により、いちいちIllustratorに戻ってちょっと調整してPhotoshopに戻っての行き来が少なくなるのではないでしょうか?
PhotoshopのWeb版(ベータ版)
現在はまだベータ版ですが、なんとPhotoshopのWeb版が開発されました!
このPhotoshopのWeb版なにができるかと言うと・・・
・クラウドドキュメント(.psdc)の共有
・レビューおよび簡単な編集
共同作業者は、アプリをダウンロードせずに、ブラウザーで作品を表示し、フィードバックと基本的な編集を行うことができます。
現在の対応ブラウザー、はGoogle Chrome および Microsoft Edgのみのようですが、今後の開発でFireFoxなども追加されていく予定らしいです。
まだベータ版ということもあり、ファイルによっては表示までに時間がかかるようですが、こちらも現在問題を対応中のようなので、さくさく表示されることを期待ですね!
Photoshopでデザインされているデザイナーさんは、PhotoshopのWeb版登場により、今後どのように使用していくかも気になりますね。
アプリのダンロードは不要なので、リアルタイムで修正指示が入ったりする感じでしょうか?
まとめ
毎年新機能に驚かされるAdobe MAXですが、今回は「Photoshop2022」に注目しましたが、その他のアプリも素晴らしい機能追加がいろいろとありましたので、まだ見ていない方もオンデマンド配信されていますので、ぜひ気になったキーノートを見てみてください!