2024.08.19
映像はどう作られている? 映像制作のプロセスについて
こんにちは。
Maromaro 映像クリエイターのOhsukiです。
今回は映像制作を行う時の制作フローについて解説したいと思います。
まず、映像制作において、必要な工程は大きく分けて3つあります。
1.プリプロダクション
2.プロダクション
3.ポストプロダクション
一工程ずつどういったものなのか簡単に見ていきましょう。
1.プリプロダクション
プリプロダクションとは、企画段階の工程を指します。
顧客とのヒヤリングから始まり、企画立案や構成の組み立て、
人材のアサインやスタジオ手配、備品の準備など、撮影までの事前準備は全てこの工程に入ります。
「プリプロ」と略して呼ばれることが多いです。
2.プロダクション
プロダクションとは、主に現場で撮影を行う期間を指します。
プリプロで準備したものを当日に全て反映し、案件に関わる人と物が現場に集結します。
映像クリエイターにとって、一番やりがいのある工程とも言えます。
3.ポストプロダクション
ポストプロダクションとは、編集段階の工程を指します。
撮影した撮素材を元に編集が行われ、オフライン編集やオンライン編集、カラコレ、MA…といった様々な編集が施されます。
また、映像が徐々に仕上がってきた段階で、少しずつクライアントチェックも行われ、ここまでを「ポスプロ」と略称して言います。
3つの全ての工程を終えると、納品という形になります。
業界用語では納品が完了することを「完パケ」と呼びます。
ちなみに映像業界は特に専門用語が多いので、もっと詳しく知りたい方はこちらの「映画・映像業界用語辞典」を見るともっと知ることができるかと思います。
以上が映像制作における大まかな流れとなります。
多くの案件は、この3つの工程が行われていますが、案件によっては必要のない工程もあるので、仕事によりけりかと思います。
また、映像制作に限らずクリエイティブのほとんどは似た工程で行われているのではないでしょうか。
私は特に撮影の工程は料理に近いと考えており、
プリプロは「レシピ作り」、プロダクションは「食材の入手」、ポスプロは「調理」といった具合で似ているなと感じています。
料理も立派なクリエイティブの一つであり、それ以外の物作りの工程も似ている点が多くあるので、意識して見ると面白いです。
以上、Maromaro 映像クリエイターのOhsukiでした。