2021.01.25
決定!2021年の流行色
こんにちは。MaromaroのChieです。
さて、今年もアメリカのパントン社が選ぶ「カラー・オブ・ザ・イヤー」と日本のJAFCA(一般社団法人 日本流行色協会)が選ぶ「今年の色・来年の色」が発表されましたね。
発表されたカラーは流行色として使用されることが多いので、今年もバッチリご紹介!
2021年のカラー・オブ・ザ・イヤー
パントン社は2021年の「カラー・オブ・ザ・イヤー」に、「辛抱強さと高揚感をもたらす、強さと希望に満ちたメッセージを伝える」の色合いとして、2つの独立したカラーUltimate Gray(アルティメット・グレイ) + Illuminating(イルミネイティング)を発表しました。
PANTONE 17-5104 Ultimate Gray(アルティメット・グレイ)
「Ultimate Gray」は浜辺の小石の色や、風化した自然の外観をイメージした色合い。
いわゆる一般的にイメージされるグレイの色合いですね。
永続的でしっかりした基盤をもたらす、強固で信頼できる要素を象徴していて、時の試練に耐える能力を強調した色合いのようです。落ち着きや安定、回復への思いを促しながら、穏やかに確信をもたらす色として選抜されたようです。
カラー数値
#939597
C:38 M:29 Y:24 K:5
R:147 G:149 B:151
PANTONE 13-0647 Illuminating(イルミネイティング)
「Illuminating」は生き生きとした輝きを放つ明るく陽気なイエローで、太陽の力を宿した暖かさを与える色合いです。
レモンイエローのようなフレッシュさも感じつつ、グレイとは打って変わって、明るいイメージですね。
カラー数値
#F5DF4D
C:1 M:0 Y:79 K:0
R:245 G:223 B:77
今回は、セットとなってこその「カラー・オブ・ザ・イヤー」のようで、「アルティメット・グレイ」と「イルミネイティング」が選ばれた背景としては、強さと前向きさが一つになり、晴れやかでフレンドリーな何かを約束する、より深い思いやりの気持ちを内包するカラーストーリーをイメージされているようです。
「実用的でしっかりしていると同時に、暖かみがあり楽観的なこのカラー・コンビネーションは、私たちに回復力と希望を与えてくれます。私たちは、励まされ、元気づけられる必要があり、これは人間の精神に不可欠なものです。」として、この2つのカラーが選ばれたようですね。
今年の色(2020年)・来年の色(2021年)
JAFCAは2020年の「今年の色・来年の色」を2020年12月4日に発表。
今年(2020年)の色については、WEBサイトにて一般の方に色を投票して決定したそうです。来年(2021年)の色は、JAFCAが選定した色ですが、単に流行する色という意味ではなく、2021年のムードを象徴するさまざまなキーワードを包含した、その年の「テーマカラー」として選定したとのこと。
今年の色:グレー GLAY
来年の色:ゼロホワイト Zero White
来年の色(2021年) ゼロホワイト Zero White
“はじまりの色、希望のホワイト” 「ゼロホワイト」
ゼロホワイトが選定された背景としては、コロナ禍により、社会経済や日常生活などに大きな変化があった2020年。2021年はこの変化を前向きにとらえ、新しいスタート「ゼロ」になると考え、白は、白紙に戻すなど「はじまり」を示す言葉によく使われ、希望を胸に、ゼロから考えるという意味を込めて、「Zero Whiteゼロホワイト」と名付けたそうです。
白には他に「知性」「潔白」というイメージがあります。2021年は何が本当かを見抜く「知性」が求められ、政治に対しては隠し事のない「清廉潔白」が望まれるという意味合いもあるそうです。
カラー数値
マンセル値:N9.5
系統色名:ホワイト
R=255 G=255 B=255
#ffffff
今年の色(2020年) グレー
21019年から始まった、WEBを使った一般からの投票により、「今年(2020年)の色」1色を決定されたようです。
選ばれた背景としては、コロナ禍による不安な気持ちを象徴するグレー。
WEBによる一般の方からの投票結果となっており、その理由としては、コロナ禍における不安な気持ちを表現したものが大多数のようです。「先行きが見えない不安な気持ち」、「自粛が続き閉塞感があった」、「曖昧で曇り空のようにすっきりしない感じ」、「状況が目まぐるしく変わり混沌としていた」といった言葉が挙げられていたようです。
カラー数値
R=205 G=209 B=210
#cdd1d2
まとめ
今回は、選ばれた意味合いは違いますが、パントン社とJAFCAで「グレイ(グレー)」と同じような色合いが選抜されましたね。
意味合いは違いますが、選定された理由としてはコロナ渦による影響がどちらにも出ているようです。
パントン社の希望の溢れるイエローとJAFCAのゼロからスタートのホワイト。
どちらも明るい未来へと続く色の架け橋となるとよいですね。