2023.06.26
検証!AI(人工知能)にSVGは書き出せるのか!vol.2
こんにちは。MaromaroのChieです。
前回、ChatGPTによるSVG書き出しについて検証してみましたが、
今回は画像生成のAIによるSVG書き出しを検証してみたいと思います。
前回の記事はこちら
画像生成AIは「Stable Diffusion」や「Midjounery」、「DALL・E2」あたりが有名ですが、実はAdobeやMicrosoftにもあるのご存知でしたか?
その名も「Adobe Firefly」と「Bing Image Creator」!
Adobe Firefly
Adobe FireflyはAdobeの画像生成AIです。
テキストから画像への変換、テキスト効果、生成的な塗りつぶしなどが可能で、すでに英語版のIllsutratorやベータ版のPhotoshopにも導入しています。
Adobe Firefly単体では、Webからベータ版が使用可能です。
→ Adobe Firefly
Bing Image Creator
「Bing Image Creator」はMicrosoft Edgeのサイドバーにも追加された新機能で、Microsoftのアカウントを持っていて、かつWindows10、11で動作するアプリのようです。
私はMacユーザーなので触る機会はほぼないのですが、時間があれば使ってみたいと思います。
→ Bing Image Creator
vol.2:画像生成のAI「Adobe Firefly」によるSVG生成はできるのか!?
Web版「Adobe Firefly」から「Text to image」を選択します。
今回は前回の「ChatGPT」でも試した、「鳥のアイコンをSVGで生成/Generate a bird icon in SVG」と入力してみました。
※日本語の対応はまだのため、英語で生成指示を入力
おぉお!ちゃんと鳥です!
さすが画像生成に特化していますね。「ChatGPT」の時とは大違い。
(画像生成のAIじゃないので仕方ないのですが)
↓「ChatGPT」のときの結果。
生成された画像は右のメニューから画像比率やタイプなどがいろいろ選択でき、選択後に再度生成も可能です。
「Color and tone」を選択して、パステルカラーに設定を変更してみました。
おぉ!なんかいい感じになってきました。
いろいろやっていくと自分の求める形になってきそうですね!なんだか面白い!
さて、問題はちゃんとSVGで書き出せるのかという部分なのですが・・・
「Text to image」はその名の通り画像のみでした。現在の所、jpgのみっぽいです。
実は「Text to vector」なるものが後続でリリースされる予定なので、こちらがリリースされれば、ベクターデータからsvgへの書き出しも可能になるので更に活用は広がりそうです。
なお、他にも画像指示出してみました。
「星空に白い鳥が1羽飛ぶ」
まとめ
今回、常に使用しているAdobe製品からのご紹介となり、結局のところsvgへの書き出しは保留となってしまいましたが、後続の「Text to vector」かなり期待大です。
またAdobeでは効率よくデザインができる「Adobe Express」もリリースされているので、こちらも随時レビューしていきたいと思います。
ちょっとAIの進化にデザイナーとしては危機を感じてきます!?