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2021.05.17

futa

M1搭載 MacBook Air、使ってみた。マイクラについても

M1搭載 MacBook Air、使ってみた。マイクラについても(2021年5月)

こんにちは、futaです。 前回に引き続き、 M1 MacBook Airの話題です。 我が家に家族共有Macノート(カスタムMacBook Air 512GB SSD/メモリ16GB)がやってきました。 使い始めてから1ヶ月以上経ち、評判通りの使い勝手だったのか、個人的感想等述べていきたいと思います。 前回記事はこちら↓

軽い・速い・意外と熱い

ちょうどA4の教科書や薄めの雑誌を持ち歩く感覚で、かさばらず重くなく、どこにでも。子供でも扱いやすいです。ACアダプタを繋げなくても、バッテリーの消耗スピードが格段に改善されているので、最早スマホ・タブレット感覚ですね。便利です。 まず、ログインまでが速い。電源ボタンを押してから、ログイン画面になるまでの時間を計測しました。「ジャーン」と鳴るのがまず従来より早く、自分の現在の環境では、何度か試して20秒でした。 会社のMacBook Pro(2.2 GHz Intel Core i7/メモリ16GB)では35〜39秒。ちなみに、自宅の古いiMac(3.2GHz Intel Core i5/メモリ24GB)は3分越えでした…。ご苦労様でした。

起動画面 ↑起動画面。「ジャーン」がすぐ来て、リンゴマーク下のメーターが増えるスピードもあっという間。 処理速度も、噂通りサクサクでした。
Safariでのブラウジングも軽快で、YouTube再生ぐらいでは本体は熱くなりません。QuickTimeやiMovieを同時に使用してもです。これならファンレスでも納得です。何かの拍子に高負荷がかかっても、せいぜいほんのり温かい程度です。

ところが例のゲームを始めると、熱を発しました。
息子がプレイ中の「マインクラフト」(以下 マイクラ)です。ファンが無く静かな為、気付きにくいかもしれません。その世界に入るなり、気付くと本体(キーボードの上やスピーカーのあたり)が熱くなっていて、触ってみると思ってたより熱い。膝上に直に置こうものなら電気湯たんぽ(使ったこと無いですが)のような感じでしょうか。冬は良いかもしれません(笑)。

マイクラのパフォーマンスは

我が家でMacに一番負荷のかかる作業は、ゲームという事が明らかになりました。確認したところ、Vanilla(通常モード)で遊ぶ分には大したことは無く、ある種のMODを導入すると顕著に本体が熱くなるようです。

現状ではRosseta 2経由でのプレイ

息子がお小遣いで買ったマイクラ(Java版)ですが、現在新チップApple M1にまだ対応していないというのが前提としてあります。まだM1に対応したアプリケーションは少ないのですが、Macはバイナリ変換システム「Rosseta 2」を介してIntel用に作られた従来のアプリケーションも難無く動かしてくれます
YouTubeをバックグラウンドで再生しながらマイクラで遊ぶのですが、Rosetta 2を介しているとは思えないほど、評判通りの滑らかな動きを楽しめました。

影MOD

マインクラフトの画面 そして、彼の予てからの望みだった、「影MOD」の導入をしました。前提MODと言って、影MODを入れる為のMODを入れたり、Mac向けの説明サイトが少なかったりと、結構道のりは長かったです。

参考サイト…Minecraft Java 版に mod を入れる手順 Forge macOS ひとまず導入に成功した影MOD…KUDA-Shaders v6

ああだこうだやって、初めて影MODのプレイ画面を見た時は、思わず息子とウットリしてしまいました。
vanillaと影MODの比較 左は通常vanillaモードで右が影MOD導入後。雲は四角かったのがリアルに。水面も美しく揺れ、太陽光まで反射しています。

やはり重い

vanillaでは、フルスクリーンにしてもサクサク移動でき、風景の描画も問題無かったのですが(巷でfpsが爆速になったと絶賛されているのはこちらのモードです)、影MODでプレイすると、やはり多少気になるカクツキ発生。下調べの時にわかっていた事なので想定内ですが、表示設定の一部をvanillaの時より下げれば、それなりに解決できます。

我が家で試した事

① メモリの割り当てを変える
初期値は2GBなので、4GBや8GB等自分の環境に応じて増やしてみると良いみたいです。結果少し早くなったようです。

② 解像度を下げる
MacBook Airでフルスクリーンにすると解像度2880×1800になっているようなので、影MODで遊ぶ時はフルスクリーンをやめて、横1800〜1900くらいに。これだけでfpsは結構上がります。Switchの画面の大きさに比べたらまだ大きいです。

③ チャンクを下げる
さらにチャンク(描画距離)を8(標準値)にする。これを上げると遠くまでよく見え移動時便利ですが、標準の8で十分です。
vanillaと影MODの比較 左は通常vanillaモードで20チャンク、フルスクリーン。かなり広範囲の描画になりますが、100fps前後出してくれます。
右が影MOD導入時で8チャンク。左のような遠くの木々や海に浮かぶ島は見えませんが、十分遊べます。フルスクリーンだと15fps前後になりました。解像度を下げたところ、30fps前後に回復しました。 ※全て処理優先モードです。

M1ネイティブアップデートに期待

ほぼ遊んだ事の無い私も、このインストールを通してそれなりに詳しくなり、専門用語もそのまま使っていますがいかがだったでしょうか。

繰り返しになりますが、現時点ではマイクラはM1に未対応です。
今後これに対応した正式なアップデートがされれば、パフォーマンスは更に上がる事は確実なので、ファンの皆さん、楽しみに待ちましょう。