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2022.04.04

futa

AirPlayでMacを 外部ディスプレイ化してみた。Thunderboltブリッジ接続についても

AirPlayでMacを外部ディスプレイ化してみた。Thunderboltブリッジ接続についても

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MacOS 12 Montereyの新しい機能の1つに、「MacにAirPlay」というものがあるのはご存知でしょうか。
これまでも、AirPlay自体の歴史は長く、iPhone等の写真や映像をテレビに流す等の目的では以前から使っていた人も多いと思います。

WIKIより

AirPlayは、iTunesやiPhone、iPod touch、iPadで再生している音楽や動画や画像を、家庭内のネットワークを経由して他の機器でストリーミング再生する機能

上記に加えて今回は、AirPlayでMacへの投影及びディスプレイのミラーリングと拡張が可能になりました。つまり、Mac等の画面を別のMacに映して、ワイヤレスで外部ディスプレイ化させられるのです。

旧来のターゲットディスプレイモードに代われる?

以前の記事でも少し紹介した我が家のiMac 27インチ(Late2013)が、遂に天に召されました…。1年前、M1搭載MacBook Airを新規購入した為メインマシンとしての役目を引退してはいたのですが、仕事の時には常時ターゲットディスプレイモードを使い、会社のMacBook Proの在宅勤務用外部ディスプレイとして、実はまだまだ重宝していたのです。

ターゲットディスプレイモード(受信側)の採用は2015年発売機種以降途絶えてしまい、一部のユーザーの間では2014年までのiMacは貴重な存在だったはず。(電源が入らなくなってしまったので、修理はしませんでしたが、HDDを交換すればまだ使えそうな予感がしています…。)気づけばディスプレイ発信側のMacの条件も2019年までに発売されたMacに限定されていました。

こんなに便利なモードをなぜ化石化するのか…?と常々思っていたところに、Montereyの「MacにAirPlay」機能が発表されました。

丁度、“MacBook Air使いたい時に息子が使ってる”問題も家庭内でじわじわきていて、壊れたのを機にMacを買い足すか、普通のディスプレイ単体を買うか悩むところではありました。この機能があれば、壊れたiMacの場所にまた新型iMac(M1, 2021)を置いて、仕事もプライベートもより配線ミニマムなスマートライフが送れるのでは…、と期待が高まります。

対応機種と繋ぎ方

とにかくノートだけだと画面が狭くて仕事も不便ですし、早速、家のMacBook Airを横に置いて拡張ディスプレイを試してみました。
これで性能に納得すれば、新型iMacを購入してしまおうと考えていました。

「MacにAirPlay」の対応機種

  • MacBook Pro(2018年モデル以降)
  • MacBook Air(2018年モデル以降)
  • iMac(2019年モデル以降)
  • iMac Pro(2017年モデル)
  • Mac mini(2020年モデル以降)
  • Mac Pro(2019年モデル)

(※「macOS 12 Monterey」へアップデート必須)

設定と繋ぎ方

受信側Mac(ここではMacBook Air)に必要な設定をします。

  1. 「システム環境設定」を開き、「共有」を選択
  2. 「AirPlayレシーバー」という項目があるので、チェックを入れる
  3. 「AirPlayを許可」項目では、「現在のユーザー(同一のAppleID)」、「同じネットワークのすべての人(同じWi-Fiを使用しているユーザー)」、「すべての人(誰でも)」から適切な繋ぐ規模を指定する

設定はこれでOKです。

次は繋ぎ方です。上記Macをログインしたまま開いておき、発信側Mac(ここではMacBook Pro)で下記の操作をします。

  1. 画面右上のメニューバー「コントロールセンター(①)」から「画面ミラーリング(②)」ボタンを押すコントロールセンター
  2. レシーバーとして設定したMacの名前が出てくるので選択するコントロールセンター
  3. レシーバーとして設定したMacの方ににAirPlayの招待が届くので受け入れるコントロールセンター
  4. 必要な場合は「ディスプレイ環境設定」でミラーリングか拡張ディスプレイかを選ぶ

解除は、発信側のコントロールパネル、メニューバーのミラーリングマークで出来る他、受信側の「esc」キーや画面左上のバツボタンクリック、ノートであれば閉じるだけでOKです。

MacBook AirとMacBook Pro↑2台並べて小さいながらも作業領域を2倍に出来ました。ケーブルが要らないので出先や緊急時でも利用できます。

良かったところとイマイチなところ

  • Wi-Fiで繋がるので、少しは荒くなるかなと思っていましたが、解像度は2880 × 1620まで選べ、1920× 1080「HiDPI」での表現力は文句無しで良かったです! もちろん、Wi-Fiの性能で画質が左右されます。ご参考までに、現在の我が家のWi-Fiの転送レートは1,300Mbpsです。
    寿命で買い替え前のWi-Fiルーターで繋げた時は、荒くなっていて、画面解像度の選択肢も少なかったです(解像度2880 × 1620が選べなかった)。
  • アスペクト比(縦横比)が16:9で固定でした。各出力先の画面サイズに適宜適応するわけではなく固定なので、上下に黒い帯ができます(上の写真参照。左側がレシーバーMacです)。画面をフル活用したくても仕様で無理のようです。
  • フレーム落ちは無くとても滑らかですが、遅延を感じました。写真や動画等の閲覧なら気にならないと思いますが、マウスやキーボードでの入力作業をする場合は、画面の反応のタイムラグがあるので、ストレスになることもありそうです。

Thunderboltブリッジ接続はかなり低遅延

Apple公式も、より低遅延を求めるなら有線接続を勧めています。無線wi-fi接続の時に起こる遅延は、個人的に実務向きではないという判断になった為、Thunderboltブリッジ接続を試してみました。ただ「低遅延」と謳っているので有線でも遅延はゼロではない様子。

サンダーボルトケーブル
↑純正の「Thunderbolt 3」ケーブルを購入(※MacBookの充電ケーブルではAirPlayはできません)

設定

「システム環境設定」→「ネットワーク」→サービスの順番をThunderbolt接続が優先されるよう、一番上に移動しておくネットワーク設定

有線で繋いだ結果は

ミラーで比べると無線時より違いは明らかでした。遅延は短縮を実感できましたが、まだ操作時に遅れる感覚が残ります。
※動画を比較の為に撮りました。左側がレシーバーMacです。

Wi-Fi(無線)接続

Thunderbolt(有線)接続

結論

無線でも画質が綺麗でフレーム落ちもせず、閲覧や会議には申し分無いです。
遅延を少しでも解消したい人は、Thunderboltでの有線接続がオススメです。しかし有線で繋いでいても、低遅延と言えどもマウスカーソルの動き等、遅延が少しでもあると入力作業は何だか重たく感じてしまいますね〜。有線なら大丈夫な人もいるかも…というレベルです。まあ慣れたとしても個人的には業務で毎日これだと厳しいかなと思いました。
また、アスペクト比が変えられず、レシーバー側の画面上下に黒い帯が出てしまうのも残念です。

よって、旧来のターゲットディスプレイモードには上記の点がある為及ばないと思いました。上記の問題が今後の新モデルやアップデートで少しずつ解消されていくと良いですね!

新しい何かしらのディスプレイ or マシンを迎えるまでは、この2画面の組み合わせで仕事を頑張ります。

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