2021.03.29
M1搭載MacBook Air・MacBook Pro 結局どっち? マイクラ、CTOについても(2021年3月)
こんにちは、futaです。
Appleが満を持して発表した、Apple M1システムオンチップ(SoC)、総称「M1」。搭載機種が2020年11月に発売されて数ヶ月経ちました。供給も段々と落ち着いてきて、今後は全ラインナップがM1搭載になるでしょう。
今使っている会社のMacBook Proは皆Intel Macですが、少し前にこれでうっかり新MacOS Big Surにアップデートをしたところ、動作が激重になったので元に戻したという社内報告もありました。Appleが過去、2006年にPowerPCからIntelにCPUを移行した時、PowerPCユーザーが早々に切り捨てられたような、肩身の狭い感覚を味わった時期を思い出します。
ただ、今回の変革はとても魅力に溢れています。爆速なんです。加えてバッテリー駆動時間が最大で10時間から20時間に伸びました(MacBook Pro13インチ)。テレビがアナログから地デジに変わった時のようです。これまでは普通だった事が、かなり後退したものに感じ、もう戻れなくなる人多数のようです。
ノート型に関しては、最上位機種のMacBook Pro16インチが最高スペックというのが常ですが、現在はM1チップを搭載しているのが下位モデルのみの為、総合的に性能の逆転現象が起きていると言え、よく解っていないと混乱を招くので注意です。
今回は、実際購入を検討した私の個人的環境や見解も含め、どちらにするか悩みがちなMacBook AirとMacBook Pro13インチについて述べていきたいと思います。
(私自身は、結構昔のiMacをプライベートで使っていますが、これがそろそろ買い換えないといけないような兆しが…。そんな中、M1搭載Mac発売、絶賛レビュー多し…。検討を始めました。そして更に、Swichでマインクラフト(以下マイクラ)にハマっている長男が、MOD(モッド/グラフイック等拡張プログラム)を導入できるJava版をプレイしたいと言い出した事が大いに絡んでくることになります。)
MacBook Air(M1、2020)・左とMacBook Pro13インチ(M1、2020)・右
続きの記事をアップしました(2021年5月17日)↓
MacBook AirとMacBook Pro13インチ
MacBook Airと言えば軽量派・エントリーモデル、MacBook Proと言えば高性能・玄人向けモデルという位置付けは大前提としてあります。が、今回どちらもM1搭載で頭脳の部分では横並びなんです。ディスプレイもRetina。Airが自身の領域を超えてきたとの見解も。なので、もう少しだけ他のスペックを見ていきます。
特筆すべきは
Airはファンレス、ファンクションキー健在
ファンレス? Airには、高負荷がかかる作業には欠かせないファンが、無い…? Mac結構ファンがうねりをあげますよね。でもAirは、静かだし高温になることもありません。騒音も冷却も気にしなくてもよくなるということは、多かれ少なかれ確実にストレスが減りますね。
Touch Barも素晴らしい発想ですが、私にはTouch IDが付いていればもう十分です。Airにはファンクションキーが物理的ボタンとして付いています。そのほうが、スマートに操作ができると感じている為個人的には安心感があります。
ACアダプタの大きさが違う
意外と購入前には分からない情報。ACアダプタの大きさの違いです。Airは30Wまで省エネになり、ACアダプタが小さくて軽いです! Pro13インチは61Wなので、16インチに比べれば小さいですが、まあまあ大きい。実はこれって意外と大きな魅力要素ではないですか? 一気にAirに傾きませんか!?(ちなみにサードパーティー製では、これら純正より小型軽量の物も販売されていますので、いずれも小型化は可能です。)
ACアダプタのサイズ比較イメージ
結局どっち
他にも、デザインや重さ(110g差)、ポート数、マイクやスピーカー性能が違うようですが、Proを買う決め手には弱いかなと思います。もちろんProは、Airとは基板構造から違う為、高負荷のかかる作業のパフォーマンスの高さは断然上です。ただ、それにしても、Airが動画編集にも問題無く対応し優秀になっているのが、気になってしまうのです。だって高負荷作業の代表格って動画編集でしたよね?
自分のような、ネット閲覧・文書作成・画像編集・軽い動画編集等の用途で使うなら、MacBook Airのベーシックモデルで支障が出ることは無いでしょう。映像クリエイターですらMacBook Airを選んでいるという投稿を多くみましたし、このスペックで104,800円(税別)からというコスパに驚愕です。
個人的には、プラス3万円でMacBook Proにするよりは、ファンレス、高温にならない、軽量化を徹底したMacBook Airに魅力を感じます。その分、必要であればメモリを増設する等が良いのではという結論になりました。
カスタマイズモデルについて
カスタマイズ(CTO)モデルでの購入は、受注生産かつアップルストアでしか買えないという縛りがありハードルが上がってしまうのですが、近頃はMacBookが(購入時にしかメモリ増設出来ないという仕様になってしまったという事情が関係あるのかないのか)、ヨドバシカメラやビックカメラ等の家電量販店でもCTOモデルが購入可能になりました。ただ、納期はアップルストアよりもかかるというのが基本アナウンスとしてあります。
実際メモリ増設は必要?
動画編集や、更に長男の為にマイクラが絡んでくると、メモリは標準の8GBだとどうなの?と思って調べました。
動画クリエイターの間でも、メモリは標準の8GBでも申し分無い(エフェクトを多用するとカクつくので要増設検討)との事でした。マイクラでは、MOD導入時に描画の設定次第では重くなるものの、バニラ(通常)モードでは十分な表現力、という評価でした。
しかし、長男がやりたいのは、通常モードではなく、MODを入れたいという事でしたので、こちらの表現にはメモリが8GBでは少々厳しいらしい、という知識を得たところで販売店(ヨドバシカメラ)に行ってきました。
いざ販売店へ
販売員さんの案内も、M1なら動画編集ももうベーシックモデルAirで十分ですよというスタンスです。メモリ等をカスタマイズされれば納期1〜2ヶ月で案内しなければならない為、それよりは量産在庫を捌きたい(昔、同じ販売員をしていたので気持ち分かります)でしょうから勧められましたし、そうしたいところです。しかし、「マインクラフト」「MOD導入」というワードを伝えると、販売員さんの答えはこう変化しました。
「メモリは16GBでないと重くなるし、ストレージもマイクラ以外の作業も想定するなら256GBでは足りない。むしろMacBook Proにしても良いくらい。」
…ああなるほどと。そしてやはりCTOよりは在庫品を…という方向性は分かりましたので、「カスタマイズでも在庫あるみたいなので、そちらを買いたいです」とお願いをしました。すると販売員さんも知らなかったらしく目が泳いでいましたが、ヨドバシはカスタマイズを何パターンかに絞って、倉庫に在庫として持ち始めていたのを私は確認済みだったのです。発売当初だったらそうは行きませんでしたが、数ヶ月経って供給が落ち着いてきたタイミングだったのでしょう。ネット販売では、Airの売れ筋のカスタムパターンであれば即納できる態勢が始まったところでした。(2021年3月現在。今の所継続して在庫はあるみたいですが、すぐに無くなる可能性も。)
yodobashi.comの画面より
もちろん、今回の希望はAirの512GBにメモリを追加。在庫あり。という訳で、我が家のMacノートは、カスタムMacBook Air 512GB SSDでメモリ16GB、に決まりです!
(続く?)
続きの記事をアップしました(2021年5月17日)↓