東京都府中市、九段下のWEB制作会社Maromaroのブログです

2021.07.05

futa

iPhone 12はここがすごい! カメラの性能も検証してみた

iPhone 12はここがすごい!カメラの性能も検証してみた

巷では、早くも今秋にiPhone 13が発売される事についての噂やニュースが出始めました。現・最新機種、iPhone 12シリーズも、GWに新色を発売するなどまだまだ注目度は高いです。そろそろ、旧機種になったタイミングで実施されると予測される、値下げ販売を狙っている人も多いのでは?
筆者はiPhone 12、使っています。

iPhone 12の新機能

とはいえ発売からかなり経ち、iPhone 12シリーズで何が変わったのか、今更聞けない代表的なものを少し紹介します(使ってみた感想も)。

遂に出た! ニューデザイン

まずはデザインです。本体フレームがラウンド型から角形に一新されました‼︎ 初見では、昔のデザインに逆戻り?という印象を受けましたが、iPhone 12とiPhone 12 miniはアルミでマットな仕上がり、Proシリーズはステンレス仕上げで光沢が美しいです。どちらも表面の全面有機ELディスプレイを引き立てます

表面がフラットの方が、保護ケースや画面保護シートも付けやすいですし、それらアクセサリー開発もやりやすいのではないでしょうか(勝手に推測)。
何気に垂直に自立も可能(カバー等未装着)になりました。ただ立ち姿は頼りなく、少しの振動ですぐ倒れる事でしょう(笑)。意外と立てたい場面ってあるので、多用する場合はスタンド系アクセサリーを使いましょう。

5G

新世代周波数5G。何と言っても「速い」を推しているので目玉はこれなのでしょうが。当初からエリア順次拡大と謳っていて、各社2020年3月に5Gサービス開始していますが、1年以上過ぎた今も、まだまだ使えるエリアは限られている印象。都内は山手線や商業エリア中心で拡大中だそうです。
駅周辺でたまに回線の表示が5Gに切り替わるのですが、移動すれば4Gに戻るしいまいち恩恵には与れていませんね…。
しかし。筆者はというとだいたいリモートワークでWi-fi生活がメイン。現在の対象エリアで長時間スマホを使う事は皆無ですが、不便な事は無いので全く問題無しです。

↓auの現在公開されている5Gエリアマップ。5Gは濃い緑(ミリ波)・赤(sub6)・紫(NR化)。ピンクは今秋以降とのこと。(※ミリ波・sub6・NR化についてはこちら)クリックで拡大します。
au 5Gエリア

↓docomoは、2021年6月27日時点の拡充予告マップが公開されています。現在赤いエリアで5Gが使える模様。クリックで拡大します。
ドコモ 5Gエリア

ワイヤレス充電「MagSafe」

ワイヤレス充電(Qi)やNFCが全機種背面に内蔵され、Magと名にある通り磁石でピタリと正確に吸着し、最適な充電ができます。
充電器の方はワイヤレスではないですが、スタンドにもなる便利なアクセサリーがたくさん発売されています。iPhoneケースによっては装着したまま使えない場合があるので、対応可能かよく確認してケースを選びましょう。
今後の充電スピードアップにも期待です。

Apple Storeより。どんどんアイテム増えてます。
MagSafe

電源アダプタが別売りに

環境への負担を減らす目的で、電源アダプタとEarPods(イヤフォン)が付属しなくなりました。
確かに、もうおうちに余ってるでしょって人は多いと思いますので、英断ではないでしょうか。持っていない人は一緒にご用意を。
付属品は、USB-C – Lightningケーブル(普通のUSBタイプの電源アダプタには差し込めないので注意)のみとなります。

カメラ機能。iPhone 12か12 Proか?

iPhoneでは、カメラ機能が年々進化し、今や超広角レンズ、光学ズームも搭載し、自動合成処理で暗い対象物も鮮明に再現でき、かなり万能になっています。プロカメラマンもiPhoneで撮影したものを仕事で使うほどになっているようです。

スペックですが、今回の12シリーズではイメージセンサー(撮像素子)が、かなり高性能になりました。一昔前のハイエンドデジカメと同等クラスのサイズになったのです。画素数よりもこちらの方が性能を大きく飛躍させる、すごい進化になります。

iPhone 12かiPhone 12 Proか、よく迷う方が多いようですが、光学2倍ズームレンズが付いているかいないか(Proは4倍の光学ズームレンジとありますが、本来の光学ズームとは異なります)が最大の違いなので、そこで判断すると良いでしょう。
加えて、iPhone 12 ProにはLiDARスキャナ(距離センサーで深度を算出)機能があります。今後色々なアプリで多用され、楽しく便利なツールになっていくのではと思います。

筆者個人はスマホでの光学2倍ズームには全く魅力を感じない(デジカメの実用的な倍率は3〜5倍)ので、iPhone 12を選んで正解だったと思います。

ナイトモード

iPhone 12シリーズから、全カメラでナイトモードを利用できるようになりました。
とにかく11シリーズの時から更に進化したナイトモードは圧巻です。暗めの空間をレンズに映すと、自動で発動します。
不自然なまでに明るく鮮明ですが、求めている結果に近いものが得られた感があります。

↓画面左上にナイトモード発動。アイコンが黄色になります。
ナイトモード

手持ちで撮ると夜景はブレますが、iPhoneでは自動補正が優れていて手ブレを大幅にカットしてくれています。また、撮影中ブレを意識するための目安になる目盛りが撮影中表示されて親切です。

ポートレート

ポートレート撮影時は、2.5m以内に被写体を入れると背景のぼかし処理をしてくれ、一眼レフで絞りを開いて撮ったような雰囲気のある写真を残せます。iPhone11以降では、人以外の物も被写体として処理が可能になっています。

以前、iPhone 11の最上位機種は一眼レフに迫れるのかという記事を書きましたが、今回、画像処理エンジンA14 Bionicのお陰でiPhone 12シリーズ全体の画像処理能力はアップしていると聞きます。実際のところどうなんでしょう?

主に課題となっていたポートレートモードの、被写体と背景の境目についてになります。よく「ストロー問題」「髪の毛問題」と言われているみたいなのですが、
今回は「髪の毛問題」の方を検証し、一眼レフカメラとも比べてみました。子供の後頭部(しかも天気悪い)で失礼します。

↓そのまま普通に撮った写真(左)とポートレート機能(ぼかし背景)を使った写真(右)。右は、F値2.8の処理が入り、芝生のぼかしが全体に施されていますが、よく見ると左肩あたりの毛束の先が背景として処理されてぼやけています。頭部と芝生の境目も全体的に不自然に感じます。
ポートレートモード

↓一眼レフ(Canon EOS Kiss X5)で絞りを調節して撮影(F値:4.5)。髪の毛一本一本くっきりです。ここまでのクオリティーは、iPhoneカメラではまだ難しいようです。

ポートレート撮影は、被写体によっては完成度に差が出るというのは、以前と変わらないようです。髪の毛等のフワフワ感を認識・区別するのはなかなか難しいでしょう。ただ、iPhone 12でも被写体によっては高い処理能力が発揮され、一眼レフカメラで撮ったかようなクオリティの高いぼかし効果も可能になっています。
LiDARスキャナを搭載したiPhone 12 Proであれば、距離を認識する精度が高いので、「ストロー問題」等は解決の方向へ向かっているようです。iPhone 13以降、実用度は確実に上がっていくでしょう。

ちなみに、iPhoneのポートレート撮影のすごいところは、一眼レフカメラと違って合成処理なので、撮影後に絞り値を自由に変更できる点です。一発勝負ではなく、後から画像を見ながらジャストなぼかし具合を選べるのは便利ですね!

主にiPhone 12についてではありますが、ご購入検討時のご参考になれば幸いです。
以上、Maromaroのfutaでした。